海上無線通信士の資格試験情報について
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資格名 | 海上無線通信士(一海通、二海通、三海通、四海通) |
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資格の概要 | 海上無線通信士とは、船舶局・海岸局・海岸局及び船舶の無線航行移動局のレーダーなどの海上関連の無線設備などで、海上における遭難及び安全に関して、船舶の無線設備の操作及び監督の範囲に属する業務を行う技術者の事 資格は総務省所管の無線従事者の一種で、財団法人日本無線協会が実施する国家試験に合格することによって免状の交付が受けられます。 また、資格の種類は4種類に分かれており、それぞれの対象は下記の通りです。 ◆第四級(四海通): ・無線電話を使用する船舶局 ・海岸局などの無線設備 ・アマチュア無線技士の操作の範囲に属する操作も可能 ※国際通信のための通信操作は不可 ※小規模の漁業用海岸局や漁船などの船舶局のための資格 ◆第三級(三海通): ・船上保守をしないGMDSS対応の船舶局 ・GMDSS対応の小規模海岸無線局など ・アマチュア無線技士の操作の範囲に属する操作は不可 ◆第二級(二海通): ・制限された範囲の船上保守が可能なGMDSS対応の船舶局 ・GMDSS対応の中規模海岸局など ・アマチュア無線技士の操作の範囲に属する操作も可能 ◆第一級(一海通): ・船上保守が可能なGMDSS対応の船舶局 ・GMDSS対応の大規模海岸局等 ・アマチュア無線技士の操作の範囲に属する操作も可能 |
資格の種類 | 国家資格 |
受験資格 | 特に制限はなし [一部科目免除制度]: ※電気通信事業法の資格所有、無線従事者の資格による業務経歴、科目免除認定校の卒業者などにより、一部科目の免除規定が細かく定められています。 また、保有資格の書類や業務経歴などにより認定講習を修了することにより、下記の通り免許が与えられます。 ◆要件を満たし認定講習を修了する事により、資格の取得が可能 ◇要件:第二級総合無線通信士を有し、それにより海岸局又は船舶局の無線設備の国際通信のための操作に7年以上従事した者 ※認定講習修了にて認可される資格:一海通 ◇要件:第三級総合無線通信士を有し、それにより船舶局の無線設備の国際通信のための操作に7年以上従事した者 ※認定講習修了にて認可される資格:二海通 ◇要件:第一級海上特殊無線技士を有し、それにより船舶局の無線設備の国際通信のための操作に3年以上従事した者 ※認定講習修了にて認可される資格:三海通 ◇要件:第一級海上特殊無線技士又は第二級海上特殊無線技士を有し、その資格により海岸局又は船舶局の操作に5年以上従事した者 ※認定講習修了にて認可される資格:四海通 ◆要件を満たした者は、総務省告示に基づき申請により資格の取得が可能 ◇要件:第二級総合無線通信士を有し、それにより船舶局の無線設備の国際通信のための通信操作に5年以上従事した者 ※申請により認可される資格:二海通 [科目合格による科目免除]: 「受験による科目合格」の免除有効期限は、試験の翌月の初めから3年間となります。 |
願書受付・方法等 | ◆第四級: インターネット受付 @12月上旬〜下旬頃 A6月上旬〜下旬頃 郵送受付 @12月上旬〜下旬頃 A6月上旬〜下旬頃 ◆第三級、第二級、第一級: インターネット受付 @1月上旬〜下旬頃 A7月上旬〜下旬頃 郵送受付 @1月上旬〜下旬頃 A7月上旬〜下旬頃 |
受験区分等 | 第一級(一海通)、第二級(二海通)、第三級(三海通)、第四級(四海通) |
試験期日 | ◆第四級 ◇筆記試験: @2月下旬頃 A8月上旬頃 ◆第三級 ◇筆記試験: @3月中旬頃の2日間 A9月中旬頃の2日間 ◇実技試験: @3月上旬〜中旬頃の指定された日 A9月上旬〜中旬頃の指定された日 ◆第二級: ◇筆記試験: @3月中旬頃の3日間 A9月中旬頃の3日間 ◇実技試験: @3月上旬〜中旬頃の指定された日 A9月上旬〜中旬頃の指定された日 ◆第一級: ◇筆記試験: @3月中旬頃の3日間 A9月中旬頃の3日間 ◇実技試験: @3月上旬〜中旬頃の指定された日 A9月上旬〜中旬頃の指定された日 |
試験科目・ 内容・方法等 |
◆第四級 1.無線工学:[18問] 2.法規:[20問] ◆第三級: ◇筆記試験: 1.無線工学:[15問] 2.英語:英会話[7問]・筆記[5問] 3.法規:[20問] ◇実技試験[電気通信術]: 1.直接印刷電信 ・1分間50字の速度の欧文普通語による約5分間の手送り送信 2.電話 ・1分間50字の速度の欧文による約2分間の送話及び受話 ◆第二級: ◇筆記試験: 1.無線工学の基礎:[25問] 2.無線工学A:[25問] 3.無線工学B:[25問] 4.法規:[20問] 5.英語:英会話[7問]・筆記[5問] ◇実技試験[電気通信術]: 1.直接印刷電信 ・1分間50字の速度の欧文普通語による約5分間の手送り送信 2.電話 ・1分間50字の速度の欧文による約2分間の送話及び受話 ◆第一級: ◇筆記試験: 1.無線工学の基礎:[25問] 2.無線工学A:[25問] 3.無線工学B:[25問] 4.法規:[20問] 5.英語:英会話[7問]・筆記[5問] ◇実技試験[電気通信術]: 1.直接印刷電信 ・1分間50字の速度の欧文普通語による約5分間の手送り送信 2.電話 ・1分間50字の速度の欧文による約2分間の送話及び受話 |
試験時間 | ◆第四級: 1.無線工学:2時間 2.法規:1時間30分 ◆第三級: ◇筆記試験: 1.無線工学:1時間30分 2.英語:英会話[約30分]・筆記[1時間30分] 3.法規:2時間30分 ◇実技試験[電気通信術] ◆第二級: ◇筆記試験: 1.無線工学の基礎:2時間30分 2.無線工学A:2時間30分 3.無線工学B:2時間30分 4.法規:2時間30分 5.英語:英会話[約30分]・筆記[1時間30分] ◇実技試験[電気通信術] ◆第一級: ◇筆記試験: 1.無線工学の基礎:2時間30分 2.無線工学A:2時間30分 3.無線工学B:2時間30分 4.法規:2時間30分 5.英語:英会話[約30分]・筆記[1時間30分] ◇実技試験[電気通信術] |
合格基準・合格率 ・レベル等 |
※合格率は年度によりかなり幅があります。 ◆第四級 1.無線工学:90満点中 63点が合格 2.法規:100満点中 70点が合格 ※合格率 40〜60%前後 ◆第三級: ◇筆記試験: 1.無線工学:75満点中 45点が合格 2.英語:105満点中 60点が合格(英会話35点満点中15点以上) 3.法規:100満点中 60点が合格 ※合格率 30〜35%前後 ◆第二級: ◇筆記試験: 1.無線工学の基礎:125満点中 75点が合格 2.無線工学A:125満点中 75点が合格 3.無線工学B:125満点中 75点が合格 4.法規:100満点中 60点が合格 5.英語:105満点中 60点が合格(英会話35点満点中15点以上) ※合格率 30〜35%前後 ◆第一級: ◇筆記試験: 1.無線工学の基礎:125満点中 75点が合格 2.無線工学A:125満点中 75点が合格 3.無線工学B:125満点中 75点が合格 4.法規:100満点中 60点が合格 5.英語:105満点中 60点が合格(英会話35点満点中15点以上) ※合格率 40〜50%前後 |
合格発表 | 試験終了約1ヵ月後 |
受験料 | ◆第四級:7,050円 ◆第三級:8,850円 ◆第二級:13,650円 ◆第一級:15,450円 |
試験場所 | 東京都、札幌市、仙台市、長野市、金沢市、名古屋市、大阪市、広島市、松山市、熊本市、枕崎市(第三級のみ)、那覇市 |
実施団体等 | 財団法人 日本無線協会 |
管轄 | 総務省 |